五月のよる

よる子と彩月の気まぐれで出来たことばと写真の出逢いたち。世界のほんとうのことを探すふたりの旅路。

2018-02-23から1日間の記事一覧

33.粉砕

(彩月) 連作(首) (彩月) 砕けた、のでは無く砕いた。砕かなければ嘘で塗り固められた硝子の檻から逃げられなかった。逃げることは戦うことでもあると知った。砕いた硝子は身体に突き刺さったまま。それでも尚 空は以前より明瞭かつ美しい。砕いた自分を責め…