五月のよる

よる子と彩月の気まぐれで出来たことばと写真の出逢いたち。世界のほんとうのことを探すふたりの旅路。

2018-03-14から1日間の記事一覧

52.終焉からの始まり

(彩月) 連作(首) (彩月) おかしな家と賑やかな学校と病院の白い壁しか知らない少女がいた。 ずっと前のことのようでほんの少し前のこと。 田舎から街へ越してきた少女は 当たり前に見えていた無数の星が見えないことと 自由に走り回れず、管に繋がれたままな…