五月のよる

よる子と彩月の気まぐれで出来たことばと写真の出逢いたち。世界のほんとうのことを探すふたりの旅路。

12.銀河

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 冬の夜碧き銀河の懐に包まる我ら皆赤子なり

(彩月)

 

連作(五首)

生きててもいい?わたしこんなちっぽけで醜いこころのかたまりなのに

すがるよう冬の夜空に手を伸ばす銀河が我のほお撫で降りる

輝ける漆黒我は一粒の塵と溶けゆく銀河の果てに

人は皆持ち場を守ることで生く大きな宇宙の秩序のなかで

大いなるものに抱かれ果てしない銀河願いの集まれる夢

(彩月)

 

月長石の川底を
揺蕩う夢を独り見る。
水面は緑柱石か黄玉か
当たっては砕け流れとなり
無数の光の粒となる。

 

藍晶石より深し闇夜の中
己の居る銀河に夢を馳せる。
この青き光の檻から。
この青き光の檻から。

(よる子)

 

 

銀河鉄道に乗ってことない人はぽち……っ!

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