五月のよる

よる子と彩月の気まぐれで出来たことばと写真の出逢いたち。世界のほんとうのことを探すふたりの旅路。

49.祈り

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幾度でも芽吹き花舞い柔らかな光に満ちよそっと祈りて

(彩月)

 

連作(四首)

愛すべき人の幸せ祈るのはたとえば午後のお茶淹れるごと

幸せを願う絹糸織りなして紡ぐほほえみ祈り清らに

知らずとも誰かに祈られまた祈る幸せであれ安らかな日を

静寂に祈れば心じんわりと真っ暗闇のマッチの灯り

(彩月)

 

祈っても意味がないと泣き叫んだあなたに、
今も無駄だと思うあなたに、
春の陽射しのようにあたたかなものでいっぱいになりますように。
その光があなたの道が進む道を照らしますように。
生きていてよかったと思える日が必ずきますように。
あなたがあなたの為に祈ることができる日がきますように。
決まった日だけではない。
毎日あなたの為にわたしは必ず祈ります。

(よる子)

 
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