五月のよる

よる子と彩月の気まぐれで出来たことばと写真の出逢いたち。世界のほんとうのことを探すふたりの旅路。

31.顔

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30.木立ち

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29.小川

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28.仰ぐ

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27.時間

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26.一羽の鳥

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25.道標

凛と立ち道はあちらと示すきみ「臆せず進めやがて分かろう」 (彩月) 連作(三首) 我探す道標いまどこを指すその先何と出逢い語らう 道標二択の時に我に言う「幸せな方に進めばいいさ」 道標それは心の奥の声進むべき路我のみぞ知る (彩月) 暴力的に消された道…

24.わらべうた

わらべうた不思議なリズムに乗せられた昔むかしの子どもの記憶 (彩月) 連作(三首) いちかけにかけてさんをかけなべなべ底抜け不思議なリズムなぜこうも懐かしく思うわらべうた遠い昔の記憶くすぐるわらべうた遠い昔に生まれ口ずさむ唄名もなき人、人へ (彩月…

23.西陽

一日の終わりに恋し懐かしき人思い出す夕影遠く (彩月) 人気ブログランキング ブロトピ:作品 ブロトピ:今日の写真日記

22.紅茶

ジャスミンかアールグレイかピーチティーアクセサリーのように選ぶ日 (彩月) 人気ブログランキング ブロトピ:作品 ブロトピ:今日の写真日記

21.大風

ただ今がその時ならば走れ飛べ大風に乗り「自分」を生きよ (彩月) 人気ブログランキング ブロトピ:作品 ブロトピ:今日の写真日記

20.布団

ふかふかの毛布にくるまれ目覚めたらカーテン開けて紅茶を淹れよう (彩月) 連作(三首) 甘い夢続きが見たしまた眠るされど布団に溶けて消えゆく 疲れ果て涙も枯れぬそんな日は布団にすべて身を委ね居る 甘い夢悲しい夢もすべて知る布団日向へいつもありがと(…

19.洗濯物

風の音と午後のまどろみたっぷりと浴びて揺られる洗濯物よ (彩月) 連作(五首) ふわふわと風のにおいをふくませて太陽浴びた真っ白タオル 洗濯物干すその姿まぶしくて今日は何だか良いことありそう シャツズボンタオルスカート仕分けして畳みしまうという日々…

18.積み木

積み木にて造りし家が夢の中幼子(おさなご)だけの魔法の世界 (彩月) 連作(四首) 積む時は楽しみながらじっくりと壊すは一瞬またはじめから ひとつずつそっと重ねて手を離す崩れないよう指先震わせ わたしだけ秘密のお家を生み出せる積み木豊かな心の遊び …

17.萌ゆ

燦々と注がる恵み受けたいと先の先までぴんと伸ばして (彩月) 連作(首) 晴れ小路フクギ並木の小道ぬけ芽生え萌ゆあお家守るため がっしりと堅く組まれて幾星霜石に萌ゆる芽首里の城壁 がじゅまるの幹複雑に絡み伸び幾重にも照る小さき葉っぱ 爆撃を逃れたこ…

16.根っこ

びっしりと張り巡らして水欲す誇り高く咲き続けるために (彩月) 連作(三首) 子どもらと向き合う中で我に問う我の根っこはどこにあるのか 選ぶべき道はどれかと悩むれば我の根っこに立ち返ればいい 我の根は子らに光を見せること大丈夫だと言い続けること (彩…

15.土

あたたかな土の中にて息吹く芽がほっこり顔出しうんと伸びをす (彩月) 連作(五首) この星は大地と海が手を握り命を抱くまぁるい奇跡 お目覚めは茶色いお布団いいにおい光を浴びて始まるいのち ざわざわといのちの音が聞こえるか?眠り目覚める大地の声が 始…

14.たんぽぽ

凪いだ空懐かしふるさと胸の奥明日を見つめて朝陽を望む (彩月) 連作(四首)風吹けば我はふわりと飛ばされて親兄弟と別れし夕べ ふと浮かぶわがふるさとは何処(いずこ)へか思いかき消し明日のみを見る わたぼうし離れ離れになろうとも幸せの種届けまた咲く …

13.水たまり

幾重にも広がるまる、まる、舞い降りて響け広がれ繋がれ歌え (彩月) 連作(三首) 雨の日は土も柔らか水たまりそこは孤独な大地の痛み 水たまり大地のへこみに注ぐ雨「ひとりで頑張らなくてもいいよ」 溜まっても溢れることなく染み込んでやがて乾いて草の息吹…

12.銀河

冬の夜碧き銀河の懐に包まる我ら皆赤子なり (彩月) 連作(五首) 生きててもいい?わたしこんなちっぽけで醜いこころのかたまりなのに すがるよう冬の夜空に手を伸ばす銀河が我のほお撫で降りる 輝ける漆黒我は一粒の塵と溶けゆく銀河の果てに 人は皆持ち場を…

11.うさぎ

澄んだ眼に映る世界の鮮やかさ耳を広げて今跳ね行こう (彩月) 連作(四首) 元気だとぴんと上がって落ち込むとしゅんと垂れ耳心の鏡 バス待ちて草摘み駆けた我5歳「メガネうさぎ」と呼ばれし園児 我の持つ教科書ノート筆箱に必ず描かれしマークはうさぎ 今もな…

10.不器用

まっすぐに「愛している」と言えなくて不器用な靴見つめて「…ありがと」 (彩月) 連作(十二首) 思春期は親も子どもも不器用で傷つけ合いと後悔の日々 不器用な思春期切り抜けられたなら感謝と反省徐々に芽生える 「ねえ私結婚しようと思うんだ」振り向かず聞…

9.大丈夫

苦しみや孤独を抱えているときも「大丈夫」という言葉寄り添う (彩月) 連作(九首) 世の中は大丈夫なようできているどんなに今が底の底でも 人生をまるっとみれば大抵は大丈夫という言葉にできる 大丈夫という上質の絹の魔法に我は包まる おおらかに「大丈夫…

8.涙

美しき人が流したたくさんの涙乾いて天(あめ)の大河と (彩月) 連作(八首) 凛として唇にはそう微笑みを頰すべり落つ涙ありても 懸命に生きている証ひとまえで流せる涙もしのぶ涙も 出会いの日別れの日にはいつだって涙がそっと寄り添っている ぐしゃぐしゃ…

7.小さな

こんなにも小さな花に降りそそぐ光の粒が目覚め生きろと (彩月) 連作(十首) 懸命に我に向かって伸ばし居る「大好き」の意味小さきてのひら 小さな手パタパタとふり全身で喜び爆発させる乳飲み子 あーうーと喜び怒り声色を変えて小さな口で母呼ぶ くしゃくし…

6.わだち

轍あらば何も見えずもそこはかと人の気配す土の粒にも (彩月) 連作(首) 先人がつくりしみちを歩むごと意識せずとも追う轍かな 轍なきましろな道を進みたし土を固めて草踏みしめて 轍追うごとく歩みし幾年月これより先は自ら拓け (彩月) 突然の嵐だった。 青…

5.庭

時があり時が歪みて生まるるが光の庭という物語 (彩月) 連作(七首) 我が母校優しさ希望慈しみ雨のごと降る光の庭よ 青き春過ごした庭はうららかでわれらの傷に沁み入るひかりまっすぐに光受け止めきれぬ吾(あ)を庭は木陰でそっと撫でゆく 目のくらむ清い光…

4.隣に

「寂しいと夕陽を見たくなるよね」というきみのその隣にいたし (彩月) 連作(六首) 隣にて座っていると気づくもの日々のルーティン心の揺れも きみのその哀しみ苦しみどうすれば分かち合えるの隣にいるのに われ描く青写真その隣にはきみがこの先10年のちも …

3.凛と

白き花何にも染まらぬ気高さと十色を包む柔和な笑みと (彩月) 連作(六首) われに問うどう生きたいか生きるのか心に凛と悠を持ちたし 凜とした横顔その目その奥に汝はなにを映しているか 凜ということばはどこか寂しげで水がしたたる山奥のこど 寂しくも背筋…

2.陽だまり

陽光を尾っぽに集めふわふわの布団を干すごと午後のまどろみ (彩月) 連作(四首) 陽だまりに消えゆく庭のみぞれ雪名残り惜しそのハートのラクガキ ぽたぽたとしたたり落ちるあめゆきのひかりまばゆしああ今日は晴れ どこへ行く?買い物?ディズニー?遊園地?…